11/20 第8回「石原円吉賞」表彰式を開催!
令和7年11月20日、「Happy Birthday 伊勢志摩国立公園」イベントにおいて
第8回「石原円吉賞」表彰式を開催しました。
伊勢志摩国立公園協会では、伊勢志摩国立公園の指定と発展に多大な貢献をされた石原円吉氏の功績にちなみ、長年にわたり伊勢志摩国立公園の地域文化の継承や適正な活用の推進、ならびに動植物の保護などで顕著な活躍をされた方を対象に第8回「石原円吉賞」表彰式を実施しました。
また、表彰式に先立ち立教大学大学院 観光学研究科 博士前期課程2年の齋藤進駒氏を講師に迎え、「観光地としての伊勢志摩国立公園~指定80周年によせて~」と題した記念講演を開催しました。
受賞者は次のとおりです。
◆鳥羽まちなみ水族館
「まちじゅうを水族館に」をコンセプトに、流木や漂着ゴミを活用した海の生き物のアート作品を制作し、街中に展示する活動を展開。創設当初約20名で始まった活動は、現在約10名で継続され、存続の危機を乗り越えながら高い評価を得ている。環境と観光を融合させた取り組みは、現代社会の課題に応える地域活動の模範となっている。近年は学童保育の子どもたちにも対象を広げ、保護者からの感謝の声も多く寄せられるなど、「環境×観光×福祉」へと活動の輪を広げている。
◆伊藤芳正氏
横山ビジターセンターにて15年間事務局長を務め、横山園地を核とした自然体験施設としての役割確立に尽力。施設運営にとどまらず、パークボランティアの受け入れや市民との自然観察会を定期開催するなど、伊勢志摩国立公園における自然保護と利用の意識向上に大きく貢献された。現在もガイドとして現場に立ち、官民連携の会合にも積極的に参加するなど第一線で活躍を続けている。年間約40万人が訪れる伊勢志摩を代表する観光地へと成長した横山園地の礎を築かれた功績は極めて大きい。

左から伊藤芳正氏、鳥羽まちなみ水族館の水谷伸子さん、伊勢志摩国立公園協会山本教和会長
